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現場で働く機械④ パイプ・イン・パイプ工法

4月に入り、工事の方はほぼ完了、場内整備と片付けを残すのみとなっております。
ここまで無事故・無災害で来れたのは、地域の皆様のご協力とご理解あってのことと
思っております、心より感謝申し上げます。


それでは、現場で働く機械 第4回 パイプ・イン・パイプ工法についてご紹介します。
今回は機械というよりは、工法のご紹介となります。

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現場で働く機械③で施工した推進管に、本工事の主役であるダクタイル鋳鉄管を挿入します。
管の中に管を入れるということで、”パイプ・イン・パイプ”工法と呼ばれています。
先頭の管には、管を傷めないように先導金具(ソリ)を取り付けます。


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推進工と同じように、管を接続しながら後方の油圧ジャッキで押し込んでいきます。
管を傷めないようにゆっくりと慎重に行います。
今回は径70㎝、長さ4mの管を14本挿入します。



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管を「挿入」するため、先頭に特殊な機械はついていませんが、
後方の油圧ジャッキは、推進工の時より少し小さいですが300tもの重さを押せる力を持っています。



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地上から管を降ろす際は、管の荷振れのないように介錯ロープを管に取り付け、
安全帯の使用にて、合図と誘導を徹底して行います。
実はこの管降ろし時が一番危険をともなう作業となり、細心の注意をはらい、安全作業を徹底します。



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管の損傷・蛇行もなくきれいに無事に到達しました。



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挿入完了後、曲管や立ち上がり管を接続していきます。



その後は、開削工事にて配管を行い、配管工事も無事完了しました。



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自治会の皆様の植えたチューリップがとてもきれいに咲いています。

秋のコスモスから春のチューリップへと半年間の長期に渡る工事でしたが、
皆様のご協力とご理解、あらためて感謝の気持ちでいっぱいです。





今回で「三浦国土・林JV」でのブログ更新は最終回となります。
本当にありがとうございました!!

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現場で働く機械③ 推進機 アンクルモールTCC-800

平素より土木工事へのご理解・ご協力ありがとうございます。

年末・年始に向け工事の方も順調に推移しております。



では、現場で働く機械 第3回
推進機 アンクルモールTCC-800 をご紹介いたします。

今回の工事のメインとも言える推進工で使用する機械です。
推進工とは、簡単に説明しますと、小さめのトンネルを掘りつつ、地中へ管を通す工事です。
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現場で働く機械①で紹介した、鋼矢板圧入機で作った発進立坑内(地上より7m程の深さ)へ
セットします。
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発進準備完了です。
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発進です!
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地中の中へと掘り進んでいきます。
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推進機の後ろへコンクリート管を接続していきます。
この様にして、次々とコンクリート管をつないでいき、管路を作ります。
今回は約55m、コンクリート管を23本つなぎます。
1分間で約5cmのスピードで進みます。
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詳しい説明は省きますが、機械前面の刃を回転させながら地中の土を接続されたパイプで
吸出し、うしろにある大きなジャッキで押し込んでいきます。
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先頭にいる推進機にはカメラがついています。
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上部の操作版モニターで、高さや法線を確認・修正しながら、圧力やスピードの調整をして
いきます。
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実は技術と経験を要するとても難しい仕事です。
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いよいよ最後の23本目を押し込んでいきます。
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無事に到達しました!
一番ほっとし、達成感を味わえる瞬間です。
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現場で働く機械②の立坑構築機で作った、到達立坑へと無事に帰ってきました。
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地上へと回収します、頑張って掘り進んでくれた推進機にも、作業をしてくれた下請けさんへも
感謝の気持ちが沸いてきます。
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開始前はこんなにピカピカだったのに
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こんなになるまでお疲れ様でした。
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完了です。
向こうの光を見る事ができました。
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推進工事は、実は地中に想定外の岩や地質の変化で施工不能になってしまう事が
稀にあります、また到達するまで、高さや方向のズレがないかとても緊張して管理します。

その分、無事完了した時の喜びは一段とあり、完了後の管の中の光を見たときに、
土木工事に携わっていて良かったと思わせくれる工法です。


工事はまだまだ続きます、新しい年を無事故・無災害で迎えられるよう
安全作業を徹底していきたいと思います。

現場で働く機械② 立坑構築機

工事着手し、2週間が経過しました。

近隣の皆様・ご通行の皆様、工事へのご理解・ご協力大変ありがとうございます。



では現場で働く機械をご紹介いたします。
現場で働く機械②
LMV-3000(立坑構築機)
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大きな鉄の管を地中へ挿入しながら穴を掘り、縦穴(立坑)を作る機械です。

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ケーシングという鋼管を揺さぶりながら地中へと埋めていき、中の土をつかんで掘っていきます。

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今回使用したこの機械は直径3mのケーシングを埋める事が出来る機械で、九州でも3台程しか無い、とても珍しい機械です。


今回埋めたケーシングです、長さ8m程埋めました。
これを見ていただけると、機械の大きさが想像できるのではと思います。
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福岡市での大変な災害は、皆様もご存知かと思います。
ケガ人がいなかったのは心より安堵していますが、土木工事に携わる者として、身の引き締まる出来事でした。

今回の工事も手順を間違うと地盤沈下を起こしかねない工事であり、また一般道路での作業の為、交通災害の防止等、細心の注意を図り作業いたしました。

いたらぬ点が多々あり、また一般道路での作業のため、皆様へは大変ご迷惑をおかけ致しましたが、皆様のご理解・ご協力のおかげでこの作業は無事故で無事終了しております。

今後も事故・災害防止を徹底し作業いたしますので、引き続きのご理解・ご協力を何卒お願い申し上げます。

工事着手

森岡山配水池~横尾導水ポンプ所連絡管布設工事 着手しました。

林建設㈱さんとのジョイントベンチャーでの工事です。

近隣の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、安全には十分に注意し、作業を行っていきます
ご理解・ご協力のほど、何卒よろしくお願いいたします。

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今回の工事は、水道管の布設工事を施工するのですが、いろいろな工種があり、

いろんな重機を使用しますので、建設現場で働く機械をご紹介していこうと思います。


現場で働く機械①
サイレントパイラー(鋼矢板圧入機)
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鋼矢板を地中へ打ち込む(圧入する)機械です、今回は13mの鋼矢板を打込みますが、サイレントと名のつく通り、
振動もなくとても静かで、自分で打った鋼矢板の上を歩いて(移動して)行く優れものです。
特に市街地の工事で活躍します。


次回はまた違う機械を紹介したいと思います。


現場で働く機械 おまけ①
地盤改良機
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近所で弊社が施工する下水道現場で使用しています、
大型水路の基礎地盤を杭状に地盤改良する機械です。



最後に自治会さんで植えたコスモスがとても綺麗に咲いていたので・・・。
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ご覧くださりありがとうございます、次回も見ていただければと思います。
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